安産の神社で有名な場所は?
まず初めにご紹介するのは富士五湖の一つ山中湖のほとりにある山中諏訪神社。関東地域では安産祈願の神社としてとても有名です。中でも、毎年9月4日から6日に行われる安産祭りでは、妊産婦や新婚女性がみこしを担ぐというかなり異例のお祭り。
しかし、この山中諏訪神社に祀られている山中明神は、安産守護の神様と呼ばれ、この安産祭りのみこしをかつぐと安産になるという言い伝えがあるそうです。本殿入口の欄間には赤ちゃんを抱く天女(神)がやさしく微笑んでくれています。関東方面の方、ご利益がありそうですよ。
次にご紹介するのが安産祈願の神社といえば福岡久留米にある水天宮。この水天宮に祀られている天御中主大神(あめのみなかぬしのおおかみ)は、天地に初めて現れた神、日本の神々の祖先神であると言われています。この神が水天宮での子授や安産のご利益を授けてくれるといいます。
この福岡にある水天宮が日本やハワイといった各地に鎮座する水天宮の「本宮」となります。つまり、東京などにある水天宮もこの福岡の水天宮の御分霊社となるのです。壇ノ浦の戦いに敗れた平家の高倉平中宮(たかくらたいらのちゅうぐう)の官女「按察使局伊勢」(あぜちのつぼねいせ)が現在の筑後川の辺りに水天宮を祀ったと言われています。そのため、この水天宮には高倉平中宮、壇ノ浦に入水した安徳天皇、二位の尼も一緒に祀られています。
子宝安産の神社は安子神社
陰暦で10月といえば「神無月」ですが、島根では「神有月」。10月には全国の八百万(やおよろず)の神が出雲大社に集まるという神話からくるこの呼び名。さすがです。その島根の子宝安産が安子神社です。
この安子神社には木華咲耶姫命(このはなさくやひめのみこと)という安産と子授の神様が祀られています。なんと、大正天皇皇后や昭和天皇皇后、今上天皇皇后皇太子妃殿下が妊娠された時に、安子神社の御神札を宮内庁へ宮司が御嘉納したそうです。毎年4月8日には「御田植安産神事」というお祭りがあり、安産と子授のご利益があるそうですよ。
ちまたで有名な子宝安産神社
最期に紹介する子宝安産神社は、島根県の玉作湯神社の中にある玉宮神社のゆかりの大明神を祀る場所。複雑すぎてよくわかりませんよね。要するに玉造温泉の近くにある子宝安産スポットとでもいいましょうか。しかし、名前がかなりストレートです「珍宝石大明神」といいます。しかし、先に紹介したように由緒ある神社です。農道のわきにある小さな神社ですが、そこには男根そっくりな石が祀られています。
子孫の繁栄、商売繁盛、下半身の病気等の神として古くから信仰されています。実はここへ15年くらい前に行ったことがあるのですが、本当に笑えるくらいそっくりで大きな御神石です。しかし、そのわきにある祠に歌われた和歌には女性の生理周期になぞらえた歌や、妊娠して子宝を授かる事がとても神聖なことだと考えられていたとわかる箇所や文があります。厳かに祀られているわけではありませんが、妊娠が神聖なものなのかなと感じられる場所です。